リスクの少ない太陽光発電施設の作り方

リスクの少ない太陽光発電施設の作り方

リスクの少ない太陽光発電施設の作り方

太陽光発電施設のリスク

太陽光発電設備に関するリスクは、自然災害によるもの、建設費の膨張による採算割れ、維持管理費の増大による採算割れの三つが想定されます。

 

自然災害によるリスク

自然災害の要因には、地震と台風などの異常気象があります。
平成28年の熊本地震に見られるように大きな地震が予想されていないところでも、大きな地震が発生します。
異常気象により時間降雨量50ミリ以上の降雨があると地表面を流れる水量が多くなるとともに、地面に浸み込む水量も増えます。土壌によっては土中の水分量が増えると地滑りが発生することがあります。
降水量が多いと河川沿いの低地域は河川氾濫によって水没するなどの水害を受ける危険があります。
自然災害による太陽光発電施設へのリスクを少なくするには、リスクのある場所を設置場所に選定するのを避けます。断層のあるところには設置しないことや、河川域の低地域や谷の出合いを避けることです。南側が開けたところでも崖下や崖上は土壌によってはリスクの高い場所です。

 

建設費の膨張による採算割れリスク

建設費の膨張による採算割れリスクを防ぐには、建設費の低コスト化を図ることです。
建設費の低コスト化は、太陽光発電設備の設置場所を選ぶことが大切です。
最適な設置場所は、次の条件を満たすところです。
・ 送電線が近くにある。太陽光発電設備から既設の送電線までの送電設備は、太陽光発電事業者が設置費用を負担します。近いと送電線設置費用が小額です。
・ 電力事業者の変電所に容量の空きがある。変電所の空き容量がないと発電量の全電力量が売電できなくなります。
建設費の増加を防ぐには、太陽光発電所建設認定申請から工事完了までの期間を短縮することです。太陽光発電の固定価格買取制度の買取価格は年々低額になっていますので、早いほど有利といえます。
また、電力が売れるまでの期間が長くなると借入金の金利負担が増えていきます。

 

ランニングコストの膨張による採算割れリスク

ランニングコストの膨張による採算割れを防ぐには、ランニングコストの低減化を図ります。
ランニングコストの低減には、人手のかからない管理、修繕費のかからない管理です。
設置場所の表面が土で覆われていたら、植物が生えて大きくなると太陽光パネルに影を作ることになり、草刈の人件費が発生し、年に2〜4回程度必要になります。地面を砕石やコンクリートで被覆することで防げます。
太陽光パネルの設置は地面に近い位置で垂直に設置することがないので、風による力はさほど大きくありませんが、最大風力毎秒60メートルに耐える構造にする必要があります。基礎の大きさと太陽光パネル支持架台の構造計算をすることで、台風など強風による破損を防止できます。
太陽光パネルの種類選択は、太陽光を電気に換える変換効率とパネルの価格との相対比較をし、長期的に見て価格の低いものを選択するとよいでしょう。

 

太陽光発電設備には、自然災害によるリスクなどがありますが、注意して設置することでリスクを少なくすることができます。

 

そもそも太陽光発電投資とはどのようなものなのか?